2021年1月10日(日) 高校入試面接練習(県民センター)


参加者 5名(既卒4名、中3生1名) うち1名はオンライン参加

1月4日に緊急事態宣言が発出され、面接練習を開催するかどうか運営委員会でも検討を行いました。
日本の中学校に在籍している生徒は、学校でも面接の練習ができますが、母国で中学校を卒業し、今年度高校受験を目指している生徒(既卒生)は、ほかに面接練習をする機会を持たないため、やはり対面で開催することにしました。
当日は、既卒生が4名、中学3年生が1名参加、既卒生のうち1名はオンラインでの参加でした。また中国ルーツの大学生もボランティアとして参加してくださいました。入試の日にどんな洋服を着たらよいかわからない、という既卒の生徒には、寄付でいただいた中学校の制服を貸し出しました。いくつかある中から、自分のサイズに合ったものを選び、ネクタイやリボンも気に入ったものを選ぶことができました。

 
 

2020年11月に来日した生徒3名は、まだ日本語がほとんどわからない状態で、母語(中国語)で書いた面接シートの内容をボランティアが日本語に訳し、意味を説明しながら読む練習から始めました。面接官役のボランティアの質問を聞き取ることも難しく、何を答えてよいかわからず黙ってしまうことも多かったのですが、わからないときには「すみません、わかりません」「もういちどお願いします」など答えることが大切であることも伝えました。
入室から退室までの動作も、まずインターネットの動画を見て流れを覚え、その後一人ずつ何度も練習しました。オンラインで参加した生徒も、自宅の部屋のドアをノックするところから練習することができました。
初めての体験で最初はとてもぎこちなかったのですが、何回か繰り返して練習することで、スムーズに動くことができるようになりました。しっかりした受け答えはまだ難しくても、この練習をしたことで、少しでも安心して当日を迎えられれば、と思います。(水本みゆき)

 
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