2018年3月25日(日) 理科実験教室「電気を作って遊ぼう!」(県民センター)


 参加した生徒たち26名、ボランティアの先生方は8名の方が参加されました。
低学年の生徒の中には付き添いの父兄もいらして、子供たちと一緒に実験を体験しました。
 今年の実験は「電気を 作って 遊ぼう!」と題しまして、電気の作り方の原理を物理的、化学的な観点から勉強しました。原理の理解は小学生には難しいかなと心配しつつ、楽しい工作の時間が過ごせればいいかなあ・・・との希望を込めて作ったテーマでしたが、準備段階では実のところ想定通りの結果が出なくて、実験方法を変えたり、種々工夫したりして紆余曲折がありました。子供たちが楽しめるかどうかは当日まで心配がありました。
 当日の原理説明は物理が得意なボランティア須藤さんにお願いして実験1の手まわし発電機の説明をしていただきました。難しい内容にもかかわらず子供たちは熱心に話を聞いておりました。実験に移ると一転、子供たちは楽しそうに説明通りに作業しました。実験は大きく分けて2つです。
 まず実験1手まわし発電機。今回は市販の組み立てキットを使用しました。LEDランプと電子オルゴールがセットになったもので、電気を通じるとHappy Birthdayのメロディーがあちらこちらから鳴り響き、これだけで楽しい雰囲気になり、手まわし発電機とつなげれば「音が出た」、「ランプがついた」と喜びの声が。
 次が実験2化学電池。2種類の金属板を使って発電するボルタ電池の応用です。今回は金属板に亜鉛板と銅板を使い、電解液には塩水を使いました。金属のイオン化傾向を使った簡単な電池です。資材は主に100円均一ショップで調達した手作りのキットです。この電池は電圧が低くてLEDランプは点灯できませんでしたが、電子オルゴールは鳴らすことが出来て、子どもたちは楽しそうに耳を近づけてメロディーを聞いていました。うれしそうな姿がとても印象的でした。ワイワイガヤガヤと楽しそうに何とか全員作ることが出来ました。
今回の実験の原理を理解するのは、小学生にはちょっと難しかったかもしれません。ただ、身近な品物で実験できること、工作してモノ作りが勉強できことなどが、子供たちの思い出に残ってくれればと思いつつ今年の理科実験を終わりました。
今回の実験は須藤高史さんが昨年同様、一緒に準備してくれました。ご協力ありがとうございました。(ボランティア 信濃孝之)

 
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