参加者：学習者9名、ボランティア14名（うち新規ボランティア6名）

戸塚での開催も3回目となりました。ふだん戸塚で学習している子供だけでなく、横浜で学習している子供も参加しました。横浜から参加する学習者は、フォーラムの場所が分からないので、県民センターで待ち合わせをしボランティアが引率しました。
学習者9名のうち、6名は日本語を学習しました。2017年1月に来日したばかりの兄妹は、この日が初めての参加でしたが、ボランティアと一緒にかるたをしてひらがなに親しみました。興奮しすぎたのか兄弟げんかになってしまい、慌ててお母さんがなだめる場面もありました。4月から小学校3年生になる兄は、ボランティアとのマッチングが成立し学習を開始しました。来日半年ほどの中学生3名はボランティア3名とグループで日本語の会話練習をしました。小学校3年生の男子児童は1対1で算数のドリルをしました。計算問題はとてもよくできたのですが、文章題に出てくる「あわせて」「ちがいは」などの日本語表現がわかりませんでした。子どもの場合、日常会話の学習と合わせて、このような学習言語の学習もしていくことが必要だと改めて感じました。中学・高校へそれぞれ進学する姉妹は、ボランティアと1対１で進学先の学校から出された課題に取り組みました。新中3の女生徒は数学の復習をし4月からの学習の準備をしました。
今回、ボランティア活動に興味を持って初めて参加してくださった方が6名いらっしゃり、学習の様子を見学していただくだけでなく、実際に学習を担当していただいたり、グループでの会話練習に加わっていただいたりすることができました。また、子供向け・成人向けの初期の日本語教材、小学校の教科書を展示して、自由に見ていただくことで実際の学習をイメージしていただくこともできました。
終了後は、ハンバーガーを食べながら全員が自己紹介をし、春の教室は終了しました。 (水本みゆき)