2019年8月23日(金)、24日(土) 夏の教室(県民センター)

参加者
 23日(金) 学習者13名(小学生:8名  中学生:5名)  ボランティア14名 (ユッカの会:9名 立教大生:4名 引率教授)
 24日(土) 学習者12名(小学生:7名  中学生:4名  高校生:1名)  ボランティア17名 (ユッカの会:14名 立教大生:2名 引率教授)

2007年より「夏の教室」でボランティア としてて、立教大学コミュニティ福祉学部三本松政之教授のゼミの方々にご尽力をいただき、学習者も楽しみながら教わったことに感謝しております。
今年も2019年3月来日の子から、日本生まれの子が参加し、夏休みの学校の宿題が完成していない子が多くその仕上げに苦労しました。
ロッカーにある教材と本人持参の教材を使い、学習者は、氏名・学年・来日年・当日学習したい内容を記録票に書かせ、コーディネーターが、担当できるボランティア と学習者をセッティングして、1対1で学習します。
終了後、ボランティア の方に学習内容と感想を書いていただきました。(岩松文江)

 
 

学習内容
小学生  
〇持参した公文ドリルの音読・作文・漢字。理科は、L、dL、mLでミスが多かった。
 算数は、14-6+1などの計算が分からない(中国・小2、2010年来日)
〇小3よりユッカの会に参加 宿題「理科・台風の仕組み」は資料がなく教えるのが難しいので、社会の学習に変更。
 工作はドライバーが無く途中で中止。算数は、小数の掛け算の小数の位置のつけ方が分からなかったが、説明して理解できるようになった。(フィリピン・小5、2014年来日)
〇国語は教科書音読・日本語用ワークの絵本を読む、算数は割り算、加減算の文章題は早く解けるが、惜しいミスを防ぐと更に学力が増すと思う。(中国・小3、日本生まれ) 
〇教科書未習部分の漢字の意味を言ってもらいそれを細く説明。4っ覚えたらチェックテストした。分数の説明は呑み込みが早い。自由課題は途中までで終了。(中国・小5、2018年12月来日)
〇「ハンディをのり越えた小さな巨人」を2日間読み、感想文の書き方を説明、下書きをした。(中国・小5、日本生まれ)
〇23日は「肺の働き、血液の流れについて」など、自分でタブレットで調べて準備してきた。「戦国武士について調べて新聞にまとめる」のを途中まで取り組んだ。
 24日は歴史新聞、環境日記、読書感想文の作成。後半は中国語の小説を読んでいた。(中国・小6、日本生まれ)
〇23日は数学、分数。ある程度教えれば計算できるが、+、-のミスが多い。1問ずつ確認が必要だった。国語の作文:自分で考えるのは難しく補助した。数・国の宿題は終了。社会・英語が残った。「かなじろう」という文字ブロックを使い大坂城の要塞のようなものを作った。ブロック積で少しずつきれいな壁を作りやっと心が落ち着くようになった。
 24日は、中国語の小説を読んでいた。(中国・小6、2018年4月来日)

 
 

中学生
〇23日は、「子どもの日本語」で日本語を学習。部活では「書道」を行っていると話していた。
 24日は同じ教材で形容詞、疑問詞(いつ、どこ、誰、何など)を一生懸命学んだ。(中国・中1、2019年3月来日、山手の中華学院に通学)
〇23日のみ学習。植物内の熱散作用(余分な水分が水蒸気となって気孔から放散する)を学習。漢字。(中国・中1、2018年12月来日)
〇23日、学習済の国語教科書の部分を音読。単語の理解はだいたいできるが、漢字の読み方で不完全なところあり。
 24日は学校生活に使う日本語を。中華街の特徴。日本では当然の文化でも中国にはないものがある。(中国・中1、2018年4月来日)
〇23日、分数計算 教えればある程度できるが(+、-)のミスが多い。作文の文章を自分で考えるのが難しい。
 24日、英語の宿題は丁寧にやっている。美術の夏の宿題として美術館で「葛飾北斎展」を見、感想をジュニアガイドのパンフレットを切り抜いて作成した。家
 庭科の方は調理レポートの書き方の指示が十分理解できず、本来なら質問の読み方を手伝うところ、レポートの本体をかなり手伝った。(中国・中1、2018年4月来日)
〇24日のみ。漢字を使用して楽しく文章が作れた。ディサービスの宿題もできた。「こそあど言葉」が何を示しているのか適切につかむのが難しく途中で断念した。(日本生れ・中2) 
〇23日のみ。国語教科書ワーク、英語、数学(因数分解)の問題を持参し熱心に取り組んだ。(中国・中3、日本生まれ) 

高校生
〇ユッカの会に中学から参加している。24日のみ。「在留資格 特に定住者について」のレポート提出のため、三本松教授の指導を得て作成した。(中国・高1、2017年10月来日)

 
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