2018年10月20日(土) 30周年記念イベント(あーすぷらざ)

今年10月4日、ユッカの会は30周年を迎えました。
10月20日、ユッカの会につながりのある 多くのみなさまといっしょに 30年をふりかえり、これからの ユッカの会を考える30周年記念イベントを開催しました。
神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)に共催していただき、プラザホールで開催。108名もの方が足を運んでくださいました。
イベントの最初に館長の城島理子氏にご挨拶をいただきました。
その後、代表の中から、30年間の活動を支えてくださったみなさまへのお礼などご挨拶させていただき、第一部の始まりとなりました。

 
 

【第一部】 ユッカの会30周年のあゆみ
1988年(前身の補習教室は1985年から)からこれまでの活動を当時の写真やデータ、社会の動きと共に振り返りました。
かつてはキャンプの参加者であり、現在は若手ボランティアとしてキャンプの企画・運営に携わっている若者たちがステージに上がり、それぞれの関わりや気持ちを発表してくれました。また、かつての補習学習者と担当したボランティアが、補習をしていた頃の様子、現在・これからの自分について話してもくれました。現在、フルタイムで仕事をしながら活動に参加しているボランティアの宇野さんも登壇し、活動に参加することになったきっかけや、活動に対する思い、今後の関わりについてお話しくださいました。最後に、「これからの10年に向けて」として、会の目的としてもあげている「ともに学び、ともに楽しむ」姿勢を今後も大切にしていくことにふれ、そのための今後の取り組みとして次のような項目をあげました。
「より強いつながりを」として、学習者・ボランティア・コーディネーター間の顔の見える関係づくり、行政・専門機関・他団体との連携・関係づくり。
「情報共有」としてそのためのカフェのような場づくりやITツールの活用。
「専門性を活かして」として、ボランティア・学習者の多様な人材の活用、専門家とボランティアの役割分担の提言。

これからも、ボランティアのみなさん、地域のみなさん、関わってくださる多くの方と一緒に ともに学び、ともに楽しんで行きたいと考えています。
(発表者:中村明子、岩松文江、木野美穂、川西良春、水本みゆき)

 
 

【第二部】 国際交流スピーチ会

小学校2年生から70代まで、中国、ブラジル、ベトナム、ミャンマーとさまざまな年代・背景の方がそれぞれの思い、ご自分のことを日本語で発表しました。
同じく地球市民かながわプラザで活動するさかえ日本語の会からも、ベトナムの方1名が参加してくださいました。
それぞれのスピーチに合わせて、ご本人の写真や動画を投影し、会場の参加者のみなさんは、時にはうなずき、時にはほほえみながら熱心に聞いてくださっていました。初めてスピーチ会に参加した高校生の女子生徒は、「すごく緊張したけれど、いい経験でした」とうれしそうに話してくれました。

スピーチ会の発表内容は、こちらから。

 
 

【交流会】
イベント終了後、ポエムに移動し交流会を行いました。
あーすフェスタで肉まんや花巻を作ってくれた戸塚の学習者のみなさんが、今回も肉まんと餃子を作ってくれました。
多くの方が交流会にも続けてご参加くださり、手作りの肉まんや餃子に舌鼓をうちながら、気軽におしゃべりする時間を持つことが出来ました。

【反省点等】
広報開始が遅れ、十分な周知ができませんでした。また、会場の利用時間についてきちんと確認していなかったため、終了から会場の片付け、撤収がとてもあわただしくなってしまいました。あーすぷらざ職員の方をはじめ、ボランティアのみなさんが率先して作業して下さり、何とか時間内に会場をでることができました。見に来てくださった方からは、「スライドを利用した発表はわかりやすくよかった。」「社会の動きと、その時期のユッカの会の活動がよく理解できた」との声がありました。
今後改めて、発表要旨をまとめた報告書を作成予定です。(水本みゆき)

 
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