2017年12月24日(日)、25日(月) 冬の教室(県民センター)
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実際の学習内容としては、初期の日本語学習の子どもたちはグループでボランティアが複数付き、数字・カレンダーの読み方・自己紹介を練習しました。声を出して読むことを中心に学習しました。「あれ」「これ」「それ」などの指示語を学習した小学生もいました。中国から来日しインターナショナルスクールに通っている小学生は、ふだんほとんど日本語を使う機会がないとのことでしたが、1対1で日本語を学習しました。ヒントをもらえばひらがな・カタカナは書けますが、まだ自分から日本語で話すのは難しいようでした。来日1年から2年ほどの子どもたちは、ボランティアが複数ついて、それぞれが読解の問題に取り組んだり、漢字の練習をしたり、持参したドリルや冬休みの宿題に取り組んだりしました。理科・社会の学習や、学校の国語の復習をした子どももいました。漢字検定5級に向けた学習をした中学生は、まだ学習習慣がしっかりついていないようでしたが1対1でボランティアがつくことで集中して学習できました。人数が多くにぎやかな中、集中して取り組めた子もいれば、となりの子にちょっかいを出してしまい なかなか課題に取り組めない子もいました。中学3年生で数学を希望した生徒は、いくつかの小グループにわかれ三谷さんが作成してくださった入試対策のプリントに取り組みました。わからないところは随時ボランティアが解説しました。滞日期間が3年以上で5教科受験の生徒は苦手な地学に取り組みました。受験用の国語の問題集に取り組んだ非漢字圏の生徒は、現代文・古文の音読、訳、漢字の読みなど積極的に学習しました。100分率や二つの変わる量など算数を1対1で学習した小学生はボランティアに「きれいな字で書けている」とほめてもらい嬉しそうでした。 |