2017年3月12日(日) 国際交流スピーチ会(市民活動フェア2017参加)(県民センター)


県民センターで開催される「市民活動フェア」に合わせて、今年度も国際交流スピーチ会を開催しました。
参加者は、小学生から70代の方まで15名。当日、会場は満員、椅子を追加するほど大勢の方にご来場いただくことができました。

司会の稲積さんが先導してくださった「息を吸って・・・・ワッ!」とみんなで大きな声を出すウォーミングアップで、発表者のみなさんの緊張がほぐれ、会場もなごやかな雰囲気になりました。
また、今回初めての試みとして、発表者がスピーチを終えた後、担当のボランティアまたはかかわりのあるボランティアの方に一言その方の普段の様子や、感想などを話していただく形をとりました。どのように学習をされているか、学習者の方の人となりなどが垣間見え、聞きに来てくださっていた方たちにもとても好評でした。
発表の内容は、普段の生活のこと、日本に来て大変だったことや驚いたこと、自分自身がボランティア活動に関わって感じたことなど。卒業・進学・進級する子どもたちは、これまでの学校生活で頑張ったことや新年度がんばりたいことなどを発表しました。風邪をひいて具合の悪い中がんばってスピーチをしてくれた小学生もいました。来日間もないネパールの男性は、「日本の歌が大好き」と和服姿で日本の演歌を歌ってくださいました。音楽家としていままで様々な経験をされてきたアメリカの女性は、これまでの人生と音楽の素晴らしさをお話しくださいました。

恒例のみなさんで歌う歌は、参加者の一人ジョンくんが選んでくれた「世界が一つになるまで」です。市民活動フェアは毎年3月10日前後に行われ、この日を迎えるといつも東日本大震災を思い出さずにはいられません。不安なニュースや事件がたくさん報道される中、みんながこの歌の歌詞のように「世界が一つになるまで、ずっと手をつないでいこう」と思えたら少しずつでも何かが変わっていくのではないかと感じました。

 
 

スピーチ終了後は、市民活動フェアに参加していた「コバグライダー倶楽部」の方にお越しいただき、独特の形状の紙飛行機「コバグライダー」の説明と実演をしていただきました。
細長い紙に少しおもりをつけただけの紙飛行機が高いところから落とすだけでスムーズに飛行する様子に、子どもたちはもちろん大人も夢中になり、みなさん先を争うように自分でも飛ばしていらっしゃいました。何十機(何十枚?)ものグライダーを一度に飛ばすところを見せていただいたときには、会場内から歓声が沸きました。このようにほかの団体との交流を持つこともお互いの活動をしり広げていくのに役立つのではないでしょうか。

最後に、参加者・来場者のみなさんで交流する時間を持ちました。
お菓子を食べながらなごやかにお話をする中で、来場者の方からは「来年は私も出ます!」という声も上がっていました。
今回は多くの方が発表してくださり、またボランティアの方にコメントを頂いたこともあり、終了時間が遅くなってしまいました。開始時間の検討を含め、時間配分が来年度以降の課題かと思います。
毎年参加者がなかなか集まらず苦労していましたが、今年はあっという間に10名以上の方から申し込みがあり、担当のボランティアの方と事前にしっかりと練習をしてくださった方も多く、充実したスピーチ会となりました。ご参加くださったみなさま、ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。(水本みゆき)

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